企業の経営者は消費者がどのようなサービスを求めているかを把握し、ニーズを先読みしながら創造していく事が大事です。不動産総合商社のアルテカを設立した野村紘一氏は、まさに経営者として求められる資質を持ち合わせている人物だと言えるでしょう。
野村氏が開発した不動産業界を席巻したのが1975年にリリースされた高級マンション「ベルテ」で、時代のニーズに対応することはもちろん、その先を進んだ価値を提供して話題を呼びました。
このベルテはシリーズ化していく程の成功を収めており、一躍アルテカは不動産会社としての進化と成長を遂げていく事になりました。野村氏のプロデュース力はマンションだけにはとどまらず、都心の商業施設の開発や、総合室内インテリアやコーディネートの分野でもその能力を発揮していきます。事業はどんどん展開を広げ、現在ではハワイやサンフランシスコにも事業所を持つほどのグローバル化を図っている点が特徴です。
野村氏は常に利用者の満足を追求しており、これらの幅広い事業展開もニーズを読み取った上での結果のようです。総合的に不動産サービスを提供する事は、それぞれの消費者の安全や幸福感を充実させ、街作りとして社会貢献にも役立っていると言えるでしょう。
アルテカは建築物の企画から完成後の管理まで一貫して行っていますので、クオリティが高いサービスの提供にも繋がっています。途中で下請け会社を挟んで担当する人物が増加するときめ細やかなサービスが難しくなりますし、コストの増加にも直結してきます。こういった事は野村氏の本意ではなく、最大限に利用者に満足していただくために自社が一貫して全てを請け負う事を目指しています。これは野村氏の思うサービスを隅々まで浸透させる事にも繋がり、経営者の方針と責任感も表現されているという特筆すべき点でしょう。
企業を運営する中で利益を確保するのは当然重要な点ですが、それだけではなく利用者の満足度や社会貢献までも視野に入れているのが野村紘一氏の魅力的な部分となっているのです。
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