戦後の高度経済成長も終わりかけた1970年代に、日本で億ションブームというものが生まれていたことはご存知でしょうか。今では当たり前に使っている億ションという言葉ですが、それが広まったのはこのブームがきっかけとなったためなんです。どんな物事にも始まりがあるように億ションというブームは現在創業75周年を迎えた株式会社アルテカという不動産業が、1億円以上するマンション販売したことが始まりでした。
この億ションというのは、今では当たり前となっていますが、当時どうして画期的だったのかと言うと人々の考え方として富裕層はマンションに住むということは、ないという考え方があったためです。富裕層は一軒家に住むものであり、マンションに住むのはそうでない中流階級という考え方が基本的にありました。
中級の場合がマンションに住むものだという考え方が一般的で、実際マンションの相場は当時1500万円程度から2000、といったところでした。一軒家を持つことが多くの人達にとって目標とするというような考え方が一般的になっていたためのです。そうした考え方に疑問を投げかけるような形で1億円のマンションというものは野村紘一氏によって、販売が始まりました。実際売れるわけがないというような考え方も多かったこの商品は、あっという間に売り切れとなりその後の億ションブームに繋がっていったのです。
結局のところ世の中の流れというものを冷静に見極めていたという野村紘一氏の勝利ということが言えます。先入観などにとらわれず社会が必要としているものは何かという先を見据える視点というのを備えていたからこそ、このような斬新な発想ができたのだということが言えるでしょう。パソコンなどが発達した現代においても、やはり偏見などは多数あるものですので、そうしたものを拭いちゃって純粋に世間のニーズというものを見極めていくことが何よりも大切なのだということが言えます。
ところで神奈川県真鶴町の町長が選挙人の名簿をコピーして選挙に不正利用していたそうでリコールが進んでいるそうですね、、
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